ドローン検定協会が主催する「無人航空従事者試験(ドローン検定)」を受けた八戸工業大学第一高校(八戸市白銀町)の生徒のうち、これまでの合格者が延べ113人となった。
同校では2018(平成30)年1月から同校を受験会場としてドローン検定を実施。受験希望者は担当教諭による10日間の講義の後に受検する。受験希望者は建築科、土木科の生徒に多く、測量実習に活用するため。3年生の課題研究でドローンによる空撮を行い、これまでに種差海岸や葦毛崎展望台、館鼻岸壁朝市などを撮影した。
同校工業科科長の上野毅稔教諭は「ドローン検定に取り組んだのは、最近ドローンによる事故が多いことがきっかけ。当校の生徒たちにはきちんとした知識を持って飛ばせるようになってほしいと考えた」と話す。
検定に合格した土木科3年の長森拓海さんは「測量するときに、ドローンを使うと人的誤差が少ないので、受検した」機械科3年の田村孝太郎さんは「社会に出て仕事をするとき、少しでも貢献したかった」、情報科2年の七尾日々輝さんは「空撮をして観光アプリを作るのに役立てたかった」とそれぞれ話す。