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八戸市内で「山車作り」最盛期 「八戸三社大祭」開催まで20日

八戸三社大祭の山車製作の様子

八戸三社大祭の山車製作の様子

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 八戸の夏の風物詩「八戸三社大祭」の開催まであと20日に迫った現在、八戸市内の各山車(だし)組では山車作り作業が最盛期を迎えている。

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 7月31日の前夜祭を皮切りに5日間の日程で行う「八戸三社大祭」。約300年の歴史があり、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。2016年には「山・鉾・屋台行事」でユネスコ無形文化遺産に登録された。8月1日の「お通り」と3日の「お還(かえ)り」には、「神明宮」(八戸市廿三日町)、「おがみ神社」(内丸2)、「長者山新羅神社」(長者1)の祭り行列が八戸市内を巡り、各神社の「附祭(つけまつり)」(=山車)も運行される。

 参加する27の山車組では毎年、祭り本番に向け新しく山車を製作する。賣市(うるいち)附祭山車組でも、メンバーたちが連日夜遅くまで作業に取り組んでいる。

 賣市附祭山車組で山車製作を行っている久慈孝輔さんは「今年は雨に泣かされ、色付けが少し遅れているが、ほぼスケジュール通り。30日には完成したいと思っている。毎日10人ぐらいで、23時過ぎまで作業している。熱が入ると、0時を超えることもある。早く完成した姿が見たい」と話す。

 山車小屋で山車製作を手伝っていた30代女性は「山車作りを手伝うようになって5年くらいになる。子どものころは普通にお祭りに参加していた。結婚して夫の友達に声を掛けられて山車作りを手伝うようになった。前からやってみたかったし、やってみたら楽しい。自分の作った山車が賞を取るとうれしいし。今年も賞を取りたい」と意気込む。

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