青森県南地区高校書道部の書道作品の展示とパフォーマンスを披露する「青森県高等学校文化連盟書道部県南地区書道展」が8月24日・25日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で開かれた。
同展は青森県高校文化連盟書の活動の一環として毎年開催。書道作品の展示のほか、書道パフォーマンスも披露される。
会場の「はっち」シアター1には、およそ80点の書道作品を展示。24日には八戸高校と八戸東高校、25日は三本木高校の書道パフォーマンスが行われた。パフォーマンスで使用される紙は毎回、三菱製紙八戸工場が提供。パフォーマンスに先立ち、三菱製紙に対しての感謝の言葉も述べられた。
八戸高校のパフォーマンスでは、書道に創作ダンスの要素も加え、りりしいはかま姿の1~2年の書道部員8人がパフォーマンスを披露。来年の東京オリンピックを意識して、5色の輪を描くところからスタート。時折、力強い気合を発しながら8人が手分けしつつ制作。完成し披露された作品には、墨痕鮮やかに「魂・誇・闘・輝・仁」の5文字と「志高く美しく、果敢に挑み栄光をつかめ」と記され、カメラ片手に見守る保護者・ギャラリーから盛大な拍手が送られた。
パフォーマンスを披露した八戸高校2年書道部部長の坂田美桜さんは「書道パフォーマンスをやってみて、とても緊張したが皆で一丸となってできたので、とても楽しかったし。やっててすごい達成感があった。普通の書道は独りで書くものだが、書道パフォーマンスは大勢でできるので、とても仲間を感じられるし、やりがいを感じる」と話す。