ハーブティーやごぼう茶を製造・販売する「グロウス」(三沢市)が9月、八戸市南郷産のブルーベリーを使った「ブルーベリーごぼう茶」を発売した。
同社は2011(平成23)年4月1日設立。日本一の生産量を誇る青森県産ゴボウを全国に広めようと、県産ゴボウを使ったごぼう茶を発売。三沢市の活性化や雇用拡大につなげようと、三沢市中心街に本拠地を置き、設立から8年たった現在は約10人の社員でごぼう茶を製造販売している。
同社社長の須藤勝利さんは、販路拡大を目指し全国の物産展会場を巡る日々を送っている。これまで40都道府県の物産展や小売店で販売を続けてきた。食物繊維を多く含みカフェインが入っていないごぼう茶は、健康志向の消費者や妊婦などに人気。物産展の会場では、出がらしのごぼうを料理に使うなど、消費者から新しい楽しみ方を提案されることもあるという。
このほど発売した「ブルーベリーごぼう茶」は、八戸市南郷地区のブルーベリーを採用。観光農園に力を入れる南郷地区を後押ししようと、地元農家の「根岸ファーム」の協力の下で開発し、発売に至った。南郷の地名を全国の人々に知ってもらうため、商品名を「南郷果実と青森ごぼう茶 ブルーベリーをごぼう茶」とした。乾燥させたブルーベリーを粉砕し、ごぼう茶に配合。ハイビスカスを加えることで、爽やかな風味に仕上げる。
須藤さんは「地元南郷地区の宝であるブルーベリーを使った商品。南郷の果実の魅力を伝えるために、しっかりとした味に仕上げた。ブルーベリーは目に優しいともいわれているので、ぜひ味わって楽しんでほしい」と話す。
今後、全国の物産展会場や、県内小売店などで販売する。価格は7個入680円、20個入り1,320円。同社では「今後も地域と連携した製品作りを通して、地域活性化に寄与していきたい」としている。