八戸工業大学第二高校美術コース2・3学年の生徒が制作したオリジナル観光ポスターの新作が9月12日から、八戸駅(尻内町)とユートリー(一番町)を結ぶ八戸駅前駐車場連絡通路で展示されている。
オリジナル観光ポスターの展示は八戸市や周辺市町村の観光資源を紹介しPRする目的で2005(平成17)年2月から始め2年に1度のペースで更新している。今年が更新の年となり、今回新たにCGで制作した全36枚のポスターは生徒たちが観光客に紹介したい「おすすめ」を題材として選び、現地に足を運んだり、パンフレットや資料を調べたりしながら取り組んだ。
朝市やせんべい汁、いちご煮といった観光名所や食、自然、文化をはじめ、マチニワや八戸ブックセンターなど近年オープンした施設をテーマとした作品もある。
作品を制作した生徒も出席し12日に行われた展示式では八戸市の大平透副市長が「個性あふれるさまざまな手法で当市や周辺市町村の魅力を表現していただき、観光客の目を引き付け、地元の方も観光素材を誇ることができる素晴らしい作品がそろっている」とあいさつ。その後、感謝状の贈呈式が行われ、感謝状を受け取った同校の明石進校長が「生徒の発表の場を作っていただき感謝したい。たくさんの方々に地域の魅力を発信できることは、地域と共に歩む本校の理念を具現化していると思う。今後もこの企画が続いていくことを願っている」と感謝の言葉を述べた。
毎年2~3月に開催される「八戸ブイヤベースフェスタ」のポスターを制作した同校3年の佐藤理子さんは「アルバイトしているレストランがフェスタに参加していたのが制作したきっかけ。手描きした作品をCG加工してあたたかみが出るように工夫した。八戸には2月にえんぶりがあるので、このポスターを見てフェスタを知ってもらえるきっかけになればと思う」と話す。
今回更新されたポスターは約2年間掲示される予定。