知的書評合戦「第6回 ビブリオバトルinハチノヘ」の予選会が9月29日、デーリー東北新聞社(八戸市城下)で開かれた。
ビブリオバトルはお気に入りの本を持ち寄って1人5分の持ち時間で紹介し合い、最も読みたくなった本を選ぶ書評コミュニケーションゲーム。予選会は高校生部門が6階メディアホール、大学生部門と一般A・B部門が1階デーリー東北ホールで行われ、各部門のチャンプ本が決定、11月2日に行われる決勝戦に進んだ。
予選会には4つの部門に青森、岩手両県から計29人が出場。イベントは地元のデーリー東北新聞社が、八戸市が掲げる「本のまち八戸」に賛同し、活字媒体として活字文化の振興を図るために2014(平成26)年から開催。八戸学院大学(美保野)も、若者の活字離れの一助になればと共同開催している。
同新聞社企画事業部の是川育孝さんは「今回で6回目だが、初出場の人たちも含めてレベルが上がっているように感じる。高校生部門は、文字通り熱い戦いだったし、大学生部門は予選前に学内でビブリオバトルを実施しており、その時よりうまくプレゼンできていたと思う。一般部門は言うまでもない。11月2日の決勝が今から楽しみ」と話す。
大学生部門に出場した20代の女性は「今回が初めての出場。私は本が嫌いで読まなかったが、本を読んだら世界観って変わるんだなと思った。今日、本好きの皆さんの話をきいて、皆さん感性がすごくて、それは本を読んでるからかなって思った。本を読むって大事なことだと感じ勉強になった」と話す。
決勝戦は11月2日13時から、デーリー東北6階メディアホールで行われる。観覧無料(要事前申し込み)。