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八戸工大大学院教授、「津軽じょんがら節」楽譜化 世界初、地域音楽の保存にも

発表会の様子

発表会の様子

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 自動採譜装置の研究を行っている八戸工業大学大学院工学研究科小坂谷壽一教授が11月25日、三味線民謡「津軽じょんがら節」を世界で初めて西洋譜面及び三味線譜面として完成させ、発表会を行った。

 小坂谷教授は、2009(平成21)年から自動採譜装置の研究に着手。奏者が採譜用エレクトリック三味線を弾くと、コンピューターが音を捉え、三味線譜や西洋楽譜に書き出す装置を開発した。今年、難曲といわれた「津軽じょんがら節」「津軽ばやし」などの津軽民謡の楽譜化(三味線譜と西洋楽譜)に成功した。この自動採譜装置の実現により、地域伝統音楽の保存や、後継者育成支援などに寄与すると期待されている。

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 同大多目的ホールで行われた発表会には学生や一般の見学者など200人近くが集まり、教授による研究内容の講演、ピアノ奏者佐藤慎吾さんによる楽譜化された「津軽じょんがら節」の演奏に耳を傾けた。佐藤さんは「面白い試みだと思う。これからどうなっていくか楽しみです。生の三味線とのコラボも面白そう」と話す。

 小坂谷教授は「ここまで10年かかった。研究はしているが授業としてはあまりやらないので、学生たちはびっくりしたと思う。青森県は民謡の宝庫、その自動採譜化を若い人たちにもわかってもらって、さらに発展させていってほしい」と期待を寄せる。

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