新年を祝う恒例のイベント「はっちのお正月2020」が1月2日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で開かれた。
「はっち」開館後初のお正月の2012(平成24)年から毎年開催されている人気イベント。オープニングには八戸東高校と八戸高校の両書道部による書道パフォーマンスが行われ、生徒たちが音楽に合わせてダンスも組み合わせながら新年の意気込みやメッセージを書き上げ、詰め掛けた市民から大きな拍手が上がった。
今年初の参加となった日本空手協会八戸中央支部は空手の組手や形を紹介。おがみ神社法霊神楽の一斉歯打ちでは勇壮な歯打ちに集まった市民が今年一年の無病息災を祈願した。「民謡一座がやってきた」では第43代青森県民謡王座の小坂勝義さんと小柴社中一座がさまざまな民謡や踊りを披露。初参加の女子小学生2人組アイドルユニット「ストロベリームーン」は元気いっぱいのパフォーマンスで会場を盛り上げていた。この日の八戸市内は好天に恵まれ、はっちや、懐かしの正月遊びコーナーやお振舞が行われたマチニワも大勢の市民で賑(にぎ)わっていた。
書道パフォーマンスを披露した八戸東高校書道部の小又瑞生さんは「練習の課題を本番では克服できたのでとても達成感がある。今年も昨年に続いて書道パフォーマンス甲子園出場を目指して頑張りたい」、八戸高校書道部の酒田美桜さんは「観客が多くて緊張したが、今までで一番いいパフォーマンスができた。今年は東高校さんと一緒に書道パフォーマンス甲子園に出場したい」とそれぞれ話す。