障がいのある人がつづった詩に込められた思いを、有名人やアーティストがハートをモチーフにアート作品で表現した作品展「第24回 NHKハート展」が1月9日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で始まった。
同展は詩とアートを組み合わせた展覧会で、1994(平成6)年に始まり今回で24回目。全国12会場を巡回し、八戸では8回目の開催となる。障がいのある人も無い人も互いに理解し合い「共に生きる」ことを目指して八戸市とNHK青森放送局などが共催する。
同展では障がいのある人がつづった詩を、ボランティアで参加したアーティストや著名人が「ハート」をモチーフにアート作品で表現する。50編の詩を50点のアート作品で表現し、新たなアートの世界をつくり出す。
作品を制作したのは、白鳥久美子さん(お笑い芸人)、小西真奈美(女優)、ドン小西さん(ファッションデザイナー)、篠田麻里子さん(女優・タレント)など。
八戸市福祉部障がい福祉課課長の鈴木伸尚さんは「今年はパラ五輪もあり、ニュースでもNHKハート展が話題になることが多い。このハート展で、障がいのある方の書いた詩と、それに寄せたアーティストの作品をご覧になって、少しでも障がいのある方たちへの理解が深まれば」と話す。
会場を訪れていた60代の女性は「毎回、見に来ている。飾り気のない詩がすてき。グッとくる作品が多い。期間中に再度来場する予定」と話す。
開催時間は9時~21時。入場無料。今月16日まで。