インディペンデント・アニメーション作家たちがマルチメディア映像体験を展開する企画展「冬眠映像祭Vol.1 かいふくのいずみ インディペンデント・アニメーション、最前線!」が1月25日から、十和田市現代美術館(十和田市西二番町)で開かれている。
同展ではアニメーションを中心にマルチジャンルで活躍する作家ひらのりょうさん、ぬQさん、最後の手段さんの3組の展示を行う。ゲスト・キュレーターにアニメーション研究の第一人者土居伸彰氏を招き、インディペンデント・アニメーション作家たちの作品を紹介する。
3組のアーティストが十和田を訪問し、受けたインスピレーションで合同で新作映像 インスタレーション「かいふくのいずみ」を制作した。初日の25日には上映会とオープニングトークも開かれた。26日には参加者が短いアニメーションを制作するワークショップ「『かいふくのいずみ』の不思議な生き物たちをつくろう!」も開催。ワークショップ参加者が描いたイラストをパソコンに取り込みその場でアニメーション化、各々自由にオリジナルキャラクターを創作し、楽しみながらアニメーション制作に取り組んだ。
ゲスト・キュレーターの土居伸彰さんは「インディペンデント・アニメーション最前線ということで、日本を背負っていく若手のアニメーション作家のグループ展として、上映とともにその世界観を現わすインスタレーションでほっこりする空間が出来上がっている」と話す。
最後の手段さんは「ゆっくり浸かって、心も身体も回復できるような緩やかな展覧会なのでリラックスしに来てほしい」、ぬQさんは「3組の作品がごちゃ混ぜに混ざったすごい空間が現れている」、ひらのりょうさんは「3組でメチャメチャ不思議な空間を造りあげたので、ぜひ皆さん遊びに来て回復してほしい」とそれぞれ話す。
開館時間は9時~17時。月曜休館(月曜日が祝日の場合はその翌日)。観覧料は企画展と常設展とセットで1,200円。企画展の個別料金は800円。4月5日まで。