八戸市は想定される最大規模の大雨を前提とした洪水浸水区域とそれを反映した新たな洪水ハザードマップを2月27日、公表した。
新たな洪水浸水区域の策定は、2015(平成27年)年の水防法一部改正で、これまでの計画規模降雨(100年に一度程度の発生確率)による洪水浸水想定区域に加えて、想定最大規模降雨(1000年に一度程度の発生確率)による洪水浸水区域を反映させたマップの作成・配布が義務付けられたため。
新ハザードマップでは八戸市内をA~Dの4地区に分け、馬淵川、新井田川、浅水川、五戸川、奥入瀬川の5本の川での想定最大規模降雨で発生した場合の浸水の深さを表している。
ハザードマップはAからDまで4種類あり、中心市街地を含むA地区は全戸に、B~Dは対象地区にそれぞれ3月中に配布する。八戸市建設部港湾河川課港湾河川課長の大山幹友(みきとも)さんは「市民の皆さんは、ハザードマップで自宅、職場、それぞれの避難場所を確認し、万が一の際に速やかに避難できるように活用してほしい」と話す。
八戸市のホームページにも、市内を4地区に分けた広域版と、それぞれの地区をさらに分割した詳細版の2種類を掲載している。