八戸プラザアーバンホール(八戸市柏崎)で1月11日、「第7回B-1グランプリin北九州」で1位のゴールドグランプリに輝いた八戸せんべい汁研究所(北白山台)を応援するイベント「八戸せんべい汁の祭典」が開かれた。
ステージでは「八戸せんべい汁研究所」のおもてなしの歌や踊りも披露された
同研究所は、八戸せんべい汁をPRする活動を通じて地域づくり・まちおこしを目的とする市民ボランティア団体。B-1グランプリへは、2006年に八戸で行われた第1回から出場し、第1回は4位だったものの、第6回までにシルバーグランプリ3回、ブロンズグランプリ2回と着実に上位に位置しながらもゴールドグランプリには手が届かず、第7回で悲願のゴールドグランプリを獲得した。
当日は大勢の市民が参加。用意された800枚の前売り券も早々に売り切れた。会場には同研究所のこれまでの歩みや、ゴールドグランプリの象徴である金の箸も飾られ、会場のムードを盛り上げた。
会場内では、八戸せんべい汁の味や歴史の紹介、観光情報の提供のほか、おもてなしに対して一定水準に達していると認定された「八戸せんべい汁おもてなしマイスター」がいる店11店が出店。八戸せんべい汁は鶏だしのしょうゆ味が一般的だが、この日は「ふぐアラのせんべい汁」「馬肉入りせんべい汁」「かつお節サバ缶せんべい汁」「チキンコンソメせんべい汁」「ウニホタテのせんべい汁」など各店が工夫を凝らしたせんべい汁を販売した。
ステージでは、同研究所のメンバーがB-1グランプリでのおもてなしの例や歌や踊りを披露。近隣の十和田バラ焼きゼミナールのメンバーも友情出演し、会場は祝福ムードに包まれた。
市内から職場の仲間と訪れたという「しもだともみ」さんは「これだけの種類のせんべい汁を一度に食べ比べるのは初めて。いろいろなせんべい汁があるので目移りするが、すでに3杯食べた。初めて食べる味もあるし、見ているだけでも楽しい」と、わんと箸を持ちながら話していた。
同研究所の木村聡事務長は「最初は変人だと言われたが、今ではこれだけ多くの人が祝福してくれてうれしい。大勢の人の前でゴールドグランプリの報告ができて良かった。これからも、全国のイベントで八戸せんべい汁をPRしていくので応援よろしくお願いします」と笑顔で話した。