八戸クリニック街かどミュージアム(八戸市柏崎1)で春季展が中止になり、代替として4月20日から小冊子「伝統木版文化との出会い」を配布する。
同ミュージアムでは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から春期展の中止を決定。代替えとして無料小冊子(1000部)を配布する。
ミュージアムではツイッターやインスタグラムでも収蔵品を紹介しているが、ウェブでの閲覧が苦手な世代のために小冊子を作成。浮世絵に代表される伝統木版作品、ミュージアムの収蔵品を解説付きで紹介する。高齢者にも配慮し大きめの活字となっている。
館長兼学芸員の小倉学さんは「日本の伝統木版画は、自然との営みや、和歌や能・歌舞伎などの伝統芸能、着物や背景に使われる伝統模様、駄じゃれやなぞなぞなど、多様な日本の文化がちりばめられている。そのため木版文化は、幅広い世代の方々の多様な視点で楽しんでいただくことができる。自宅で過ごす時間に、ご家族で楽しんでいただければ」と話す。
小冊子の配布は・八戸ブックセンター(六日町)、伊吉書院類家店(南類家1)・同西店(河原木)、カネイリ番町店(番町)、木村書店(小中野8)。郵送の希望はミュージアムにファクス(0178-32-7737)やメールで申し込む(国内のみ)。