毎年夏に長者山新羅神社(八戸市長者1)の境内や八戸市内の公民館などで「八戸童話会」(柾谷伸夫会長)が開いている口演童話「森のおとぎ会」が、今年はユーチューブで配信される。
同会は、1924(大正13)年の八戸大火で焼け出された子どもたちのために始められ、昨年までに96回開催している。
森のおとぎ会は同社のほかに、例年江陽公民館、常現寺、三嶋神社などで開かれている。6月25日には柾谷会長が小林眞八戸市長を表敬訪問し、新型コロナウイルス感染拡大が全国的には収束していないことを踏まえ「会場は密ではないけれど、各学校から積極的な推薦はしてもらえないだろう考えている。過去に1945(昭和20)年に空襲が激しくなって中止したことはあるが、これから3年後に100回目を迎えるので中止にもしたくない。今年は動画で配信ということにした。より多くの人に楽しんでもらいたい」と今後の開催状況を報告した。
八戸童話会の木下勝貴さんは「コロナウイルス感染拡大防止のため、今年の『森のおとぎ会』はユーチューブでの配信。『八戸童話会』のホームページから各会員、話し手の皆さんの話を見ることができる。配信は童話だけでなく、紙芝居やパネルシアターなども予定している」と話す。
ユーチューブでの動画配信は7月22日ごろからの予定。