青森県立八戸高等支援学校(八戸市鮫町)で産業科の生徒運営の校内カフェ「カフェ854(はちこうし)」が6月から開かれている。
「カフェ854(はちこうし)」という店名は、生徒から名前を募集し決定。校名を略して「八高支」と呼ぶことに由来する。席は新型コロナウイルス感染拡大対策として、対面させない形式で26席を用意する。
カフェは生徒の授業の一環として企画。校内カフェの運営とおもてなし体験を通して、就労に向けた実践的な態度や人との関り方を学び、コミュニケーションの力や社会性を身に付けることを目的に取り組んでいる。
カフェでは生徒たちがパンなどを作って準備し、「カフェ854」の店員として各々が役割を果たしながら生き生きと活動する。メニューは全て生徒たちの手作りで、お薦めメニューは「ももあんパン」(100円)。桃のあんこを取り寄せ、生徒たちが開発した。
同校3年の田中恒希(こうき)さんは「最初の頃は、お客さまに接客することに緊張した。最後まで成し遂げたいという目標があるので、ミスをしてもくじけず続けるということを3年間頑張っている。お客さまの笑顔を見ると接客をして良かったと思える」と話す。
カフェオープン日は7月10日、8月28日、9月18日(13時~14時30分)、11月20日、12月11日、1月29日(12時~14時30分)。学校祭の10月17日も午前のみ営業。