学習用マイクロコンピューターを使用した小学生・中学生向けプログラミング教材「手をかざすだけで動く消毒ロボット」を八戸工業大学工学部システム情報工学科本波洋講師が開発した。
自動消毒できる機器が販売されている中、今回は子どもたちがプログラムの勉強がてら作ることができるよう教材化した。
本波さんは同大出身で、卒業後は東芝プロセスソフトウェア(神奈川県川崎市、現東芝デジタルソリューションズ)に就職。今年八戸に戻り同大講師となった。IT技術を利用したロボットやおもちゃを多く製作し、フリーのロボット発明家としてイベントなどで活躍している。本波さんは「本年度から小学校でプログラミング教育が必修化されたことにより、社会貢献の一環として、併せてアフターコロナの人と接触しない社会への移行の意識づけの一助になれば」と開発の動機を話す。
手をかざすだけで自動で消毒液が噴射される消毒ロボットを作るためのプログラミングの説明の資料、教材機器をセットにして希望する教育機関に支援する。ロボットの製作は一見難しそうだが、誰にでも作ることができる簡単なもの。「コロナ禍で子どもたちも大変な中、消毒ロボットを作りながら、楽しくプログラミングの勉強ができる」という。
本波さんは「プログラミングというと難しいイメージがあるかもしれないが、敷居が低く誰でも作れる簡単なもので、楽しみながら勉強ができる。興味のある方はぜひ試していただきたい」と呼び掛ける。
問合せは本波研究室(TEL=0178-25-8051)まで。