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八戸ブックセンターで「奥州南部観音霊場巡り」刊行イベント 執筆から出版の過程も

刊行イベントの様子

刊行イベントの様子

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 青森県南や岩手県北部33の札所を巡るガイドブック「奥州南部観音霊場巡り 糠部三十三札所」(デーリー東北新聞社発行)の刊行イベントが8月9日・10日・12日、八戸ブックセンター(八戸市六日町)で開かれた。

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 イベントは「本が出来るまで、そして出来た後 ~糠部三十三札所~」と題して八戸ブックセンターが主催。同センターは以前から滝尻善英さんと親交があり、「新刊の紹介と本の制作に興味を持っている人向けに本づくりの舞台裏を知ってもらえたら」と思い、今回のトークイベントを開催した。

 著者の青森県文化財保護協会副会長や八戸市文化財審議委員を務める滝尻善英さんを講師に、執筆活動から出版までの過程を解説・紹介した。同書の特徴として、最新の地域史研究情報をふんだんに取り入れたり、持ち歩くことを考えて「携帯用巡礼案内」を付録にしたりしている。八戸地域にスポットを当てた歴史の本の紹介やサイン会も行われた。

 新型コロナウイルス感染症対策として参加人数を10人に限定し、マスク着用、手指のアルコール消毒を徹底しイベントを実施した。

 滝尻さんは「連日、満員になるくらい参加者がいて、興味・関心のある方が多いのだと感じた。観音信仰だけではなく、八戸地方・青森県南地方・岩手県北地方の歴史を知る上で、大変参考になる本だと思う。各家庭に一冊あれば良いのではと思っている」と話す。

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