第30回青森県民文化祭のオープニングフェスティバルが9月6日、八戸市公民館(八戸市内丸)で開かれた。
青森県民文化祭は、「県民の芸術文化活動の発表の場及び鑑賞の機会を提供し、芸術文化の創造と一層の発展を目指す」ことを目的に開く、県民参加の総合的・自主的な芸術文化の祭典。開催期間中は「青森県民文化祭月間」として、青森県内各地で多彩な催しが行われる。
今年はコロナ禍での中での開催となり、感染拡大防止策として客席を半減、入場時に検温・手指消毒、スタッフや合唱などの声を出す出演者はフェースガード着用するなどの対応を行った。
第1部式典では小林眞八戸市長の歓迎の言葉に続いて、八戸東高校合唱部が県民文化祭テーマソング「友よ、明日が」を、フェースガードを着用し合唱。第2部「八戸風物詩」では、ホリゾントに八戸の四季の風情が投影され、夏・秋・冬・春の巡りで創作日舞・洋舞・郷土芸能を披露した。第3部舞踊劇「かたづのと清心尼」は中島京子さんの原作を踏まえての書下ろし作品。ジャンルや流派を超えた参加者による幻想的ともいえる作品となった。
八戸文化協会専務理事の蛭子賢治さんは「今回はコロナ禍の中、無事に開催できたことを感謝したい。感染対策のため、客席も間隔を開け、210人の方に来場いただきうれしく思う」と話す。