八戸市青葉湖展望交流施設「山の楽校」(八戸市南郷、TEL 0178-82-2222)のソバ畑のソバの実が10月初旬、収穫の時期を迎えている。
「山の楽校」では、5年ほど前から毎年8月「ひまわりとそばの花見週間」を開催している。今年は新型コロナウイルスの影響で花見は中止となったが、10月に入り例年通り階上早生(はしかみわせ)の品種のソバの実を収穫する。
およそ4万平方メートルの面積がある同校のソバ畑は、収穫に3日ほどかかるという。収穫したソバの実は製粉され、10月18日・25日に行われる「南郷新そばまつり」で提供される。
山の楽校運営協議会会長で南郷そば生産者組合会長の犾舘(えんだて)博史さんは「今年は天候不順もあり、8月の大雨と風ではかなりのソバが倒伏した。例年ならば10アール当たり80~90キログラムの収穫が見込めるが、今年は半分の40~50キログラム位の収穫だと思う。ここだけではなく、他の地域も減産のようだ。しかし『新そばまつり』にはおいしいソバを提供したい」と話す。
山の楽校事務局の竹井圭子さん「『新そばまつり』もそうだが、山の楽校では20日以降、香りの高い新ソバ粉を使ったそば打ち体験もできる。事前の申込が必要で、電話で予約をお願いしたい」と体験メニューもPRする。そば打ち体験メニューは受講料1,000~1,200円。
「南郷の新そば」は10月18日から山の楽校のほか、朝もやの館(島守)、道の駅なんごう(市野沢)でも提供する。