卒業を控えた学生が卒業後の決意や将来の夢を伝え合う「卒業生サミット 青少年の主張」が10月18日、種差海岸キャンプ場で開かれた。
イベントは八戸青年会議所が主催、学生団体LINDEALが共催し開催した。コロナ禍で修学旅行やその他の学校行事、各種イベントなども自粛となり、来年3月に卒業を迎える中学・高校3年生が意見を共有し前向きな気持ちを持ってもらいたいとの思いから今回初めて開催した。
八戸青年会議所青少年育成委員会委員長の金山明弘さんは「本年は新型コロナウイルスの影響もあり、学校行事や地域のイベントが中止となり、来春の卒業生に対し、なにか楽しいことができないかとの思いで事業を展開した。学校や年代を超えて、いい交流の機会になったのではないか感じている」と開催の意義を話す。
イベントには八戸市や十和田市の中学生8人と高校生18人が参加。三陸復興国立公園にも指定さている種差海岸のキャンプ場内キャンプファイヤー場を囲むように集合。開会セレモニー後、キャンプファイヤーがともされた。1部では学生団体LINDEALの活動報告。2部・3部ではグループごとにグループディスカッション、プロジェクトなどを可視化するシナジーマップを作成。第4部では高台から卒業後の決意や将来の夢を大声で発表した。
学生団体LINDEAL代表で八戸聖ウルスラ学院高校2年の古井茉香(まのか)さんは「今回のイベントを通し、中学3年生・高校3年生の皆さんには『夢の羅針盤』を設計して、未来へ向けていろいろな改革を起こしていって欲しい。多くの方に参加していただけて楽しいイベントになった」と話す。