青森県立八戸東高校表現科が9月にコロナ禍の影響で一般公開せずに開催した「表現科公演」の映像上映会を11月29日、八戸まちなか広場「マチニワ」(八戸市六日町)で開催する。
同校表現科は2003(平成15)年度、人文科を表現科に改編して誕生。ダンスや映像などさまざまな表現方法や舞台芸術を学ぶことができる全国で唯一の学科という。
年に1度の集大成の発表の場である表現科公演は、毎年7月に開催されていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大による休校などで準備が遅れ、例年より2カ月遅れて9月15日に一般公開をせず八戸市公民館で開催。1年生がダンス、2年生が群読と創作ダンス、3年生が映像作品とミュージカルを披露した。
毎年この公演が、表現科の活動やその成果を地域や進路を考える中学生らに広く知ってもらえる機会となっていることから、今回は映像上映会として一般向けに開催されることになった。
当日は13時30分から収録した表現科公演の映像上映に加えて、書道部による書道パフォーマンスや音楽部による合唱の披露も行われる。表現科についての質問コーナーも設ける。
同校表現科2年の大山耀平さんは「公演を見られなかった方はもちろん、表現科のことを知りたい、興味がある方に来場してほしい。たくさんの方にいらしていただけることを楽しみにしている」と話す。
入場無料。感染予防対策として会場内ではマスク着用と手指の消毒が必要。