伝統工芸裂き織りの作品展「ており工房みちのく作品展」が1月12日から、さくらの百貨店八戸店で開かれている。
「ており工房みちのく」代表の川原和子さんは25年前から、青森県南部地方に伝わる技法、南部裂織を製作している。河原さんの作品は第2回全国裂織展で入選、第8回あなたが選ぶ信州の裂織展で準大賞を受賞するなど各地の大会で作品が入賞している。
会場にはかばんや通帳ケース小物など約600点の作品を展示・販売。会場に並んでいる作品は、全て一からの手作り。いろいろな布の織り物から作る作品はカラフルで、実用性にとんだ小物からバッグまで、「使いたくなる作品」をたくさんそろえているという。作品は伝統を大切にしながら現代に合った色を出しており、年齢にかかわらず楽しめるような作品になるよう工夫する。
河原さんは「色合いや形がさまざまで、カラフルな作品をそろえている。かばんや小物に合った色を考えて製作しているが、考えていた色と違う色が出来上がるのも魅力の一つ」と話す。
開場時間は10時~18時30分(18日は15時まで)。今月18日まで。入場無料。