サッカー・J3のヴァンラーレ八戸が1月20日、今シーズン初の全体練習と新入団選手の記者会見を行い、Jリーク3年目のシーズンが始動した。
チームは20日、雪のため多賀多目的運動場人工芝からフットサルアリーナ八戸に場所を変更し、今シーズン初の全体練習をスタート。選手21人がドリブルやパスの練習や、ミニゲームなど約2時間のメニューに臨んだ。午後からは新加入選手の記者会見をプライフーズスタジアムで行った。今シーズンは16人が引退や移籍などでチームを離れ、ここまで新たに15人が入団した。うち合流前の12人が会見に出席し新天地での意気込みなどを語った。
18チーム中15位に沈んだ昨シーズンからの巻き返しを狙うヴァンラーレ。今シーズンのJ3は3月14日に開幕し全15チームの2回戦総当たりで争われる。ヴァンラーレは開幕戦でFC岐阜とアウェーで対戦。第2節もアウェーで21日にカターレ富山と対戦。3月28日に行われる第3節がホーム開幕戦となりアスルクラロ沼津を迎え撃つ。チームは今月24日に開幕前恒例の必勝祈願、2月には県外でキャンプを実施し、開幕に備える。
3シーズンぶりの監督就任となる葛野昌宏監督は「J2昇格圏内である2位以内を目指しながら1試合1試合、ヴァンラーレのサッカーを皆さまにお見せして、コロナ禍の中でサッカーを通じて何かを伝えていきたい。新加入選手たちには、早くヴァンラーレのサッカー、雪や寒さといった環境にも慣れて、自分のアピールする部分をどんどん出してもらって、サポーターや地域の皆様に応援される選手になってもらいたい」と話す。
専修大学から今季入団したゴールキーパーの高島康四郎選手は「自分のよさを出して、1年目から八戸のゴールを守れるように精進していきたい」、アスルクラロ沼津から入団したミッドフィールダーの前澤甲気選手は「クラブの歴史を築いてきた選手たちの想いを胸に、クラブや地域の発展のためにプレーしたい」とそれぞれ意欲を見せる。