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八戸・アイスホッケー東北フリーブレイズが育成リーグ コロナ禍でも実戦経験創出

東北フリーブレイズが育成リーグを開催

東北フリーブレイズが育成リーグを開催

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 アジアリーグ・アイスホッケーの東北フリーブレイズは地域の子どもたちの実戦経験の創出と競技力向上を目的とした「育成リーグ」を3月に開始した。

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 新型コロナウイルス感染拡大はアイスホッケー競技にも大きく影響を及ぼしている。中学校年代は2月上旬に八戸で予定されていた全国大会をはじめ、今シーズンも多くの大会が中止となり試合機会が大幅に失われていた。東北フリーブレイズでは、子どもたちに試合の経験を積んでもらうと同時に、普段は違うチーム同士の選手たちを組ませることによるお互いのコミュニケーション能力の向上を目指して今回のリーグ戦を初めて企画した。地域の指導者やレフェリーの育成も狙いの一つ。

 今回は男子が小学校6年生~中学校2年生、女子が中学生以上の全65人を戦力が均等になるよう4つのチームに分けて、リーグ戦と順位決定戦を含めて各チーム5試合ずつを行っていく。

 初日はTEAM1とTEAM3が対戦。フリーブレイズの篠原亨太選手や山田淳哉選手もベンチに入って選手たちにアドバイスを送り、選手たちは熱心に耳を傾け、周りのチームメイトと協力しながら試合に臨んでいた。

 東北フリーブレイズ ジュニア育成担当の田中翔さんは「選手たちには自分で考える力とミスを恐れずトライする姿勢、そしてさまざまなコーチからの戦術やアドバイスに対しての理解力を身に付ける場にしてほしい」と期待を寄せる。

 育成リーグに参加する八戸二中2年の下坪丈馬選手は「このリーグが開催されてうれしく思う。アジアリーグのレベルの高いスキルや戦術を教えてもらえる機会なのでそれを自分たちのチームに持ち帰って生かしたい」、同赤藤蕾太選手は「いろいろなチーム、学年の選手がいるのでコミュニケーションを取るよう心掛けた。もっと自分から声を掛けてもっといいチームにしていきたい」とそれぞれ意気込む。

 リーグ戦は19日まで。フリーブレイズのホームアリーナである「FLAT HACHINOHE」(八戸市尻内町)で行う。

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