プラモデル・フィギュアを販売、制作スペースを併用したホビーショップ「GEARBOX(ギアボックス)」(八戸市江陽)が3月5日、オープンした。
店長の栁谷(やなぎや)武宏さんはもともと段ボール製造とイカ箱の卸売りをする「やなぎや製凾」を営んでいた。近年の漁獲量低下や製品の価格競争、取引先の倒産、新型コロナウイルス感染拡大の影響も受け、事業の先行きが不透明になっていた。そこで倉庫など自社が所有する設備を活用して新たなビジネスができないかと思案。
栁谷さんは自身が子どもの頃フィギュアやプラモデルが好きだったことや、ゲームセンターの店員をしていたときにフィギュアやプラモデルの需要が高いと感じたことから、制作スペースを併設したフィギュアとプラモデルの店を始めることにした。
店内には、商品をその場で作ることができる制作スペースを設置。他の店で買った商品を持ってきて制作スペースのみの使用も可。制作スペースの利用料は15分200円。1時間の利用で200円割引となる。工具や塗料なども提供し、写真撮影もできる(工具、塗料などの使用、撮影スペースの使用は無料)。鍵付きロッカーも設置し、製作途中のものを置いておくことができる。
栁谷さんは「今後、もっと品ぞろえを充実させたい。制作スペースを使うことで新たな交流が生まれれば。夜は10時まで営業しているので、仕事帰りに趣味の時間を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は11時~14時、17時~24時。火曜、隔週水曜定休。