八戸圏域DMO(観光地域づくり法人)「VISITはちのへ」(八戸市一番町)の商品開発女子部・愛称「はちのへポケット=はちポケ」が昨年から開発を進めてきた八戸圏域の新たな土産品「南部菱刺し琥珀糖 八戸きらり」が完成し3月25日、完成発表会が開かれた。
「はちポケ」は、青森県内外在住の社会人や八戸学院大学の学生ら全11人で構成。コロナ禍でなかなか旅行ができない中でも、「これは欲しい」と思ってもらえる商品や話題づくり、落ち着いたら八戸エリアに行ってみたいと思ってもらえるきっかけづくりになるような商品開発が目的。昨年8月から大人女子目線での新しい商品の開発を目指し、ブランディングやマーケティングについて学び、青森市や盛岡市の土産店等での市場調査、首都圏在住の女性を対象としたモニター調査などを行ってきた。共に八戸市内の和菓子店である「萬栄堂」(八幡五日町)と「港むら福」(湊町本町)の2店と共同で、試食や改良など試行錯誤もしてきた。
完成した商品は、青森県南地方の伝統工芸である南部菱刺しをモチーフにした菱形の形状をした琥珀糖。表面はカリっと、中はみずみずしい食感に仕上げ、その変化を楽しむことができる。使用している果汁なども全て八戸圏域産で、八助梅、八戸ワイン、ニンジン、リンゴ、桑茶、黒ごぼう+黒豆茶の6種類。そのまま食べてももちろん、炭酸水やカクテル、スイーツにトッピングしても味わうことができるのが特徴。
「はちポケ」に参加した八戸学院大学3年生の高橋祐佳さんは「8月から活動してきて積み重ねてきたものが形となって現れて、とても達成感がある。八戸市民や圏域の皆さんにも愛される商品になって、ぜひ味の感想や新しいトッピングなどの食べ方などを発信してもらえたらうれしい」と話す。
発売は5月を予定し、6つの味が2粒ずつの12粒入りで価格は1,200円。ユートリー(同)1階の土産コーナーや、開発に協力した萬榮堂と港むら福で取り扱う予定。