博物館に新たに収蔵された資料を展示する企画展「新収蔵資料展」が4月24日から、八戸市博物館で開かれている。
同展は毎年この時期に開催する恒例の企画。昨年度に、八戸市民や八戸市にゆかりのある人などから寄贈された資料を展示している。郷土史に関わる文書資料や写真資料などを展示し、展示資料数はおよそ345点。
八戸の古代を知る上で重要である「鹿島沢古墳」の出土品や県重宝に指定されている「湊文書」や「日本刀」などが展示されている。八戸の書道家として有名な「女鹿左織(めがさおり)」に関する資料や、かつて小中野地区にあった「丸元(まるもと)えんぶり組」の烏帽子(えぼし)や道具類なども見どころとなっている。
同館学芸員の山野友海(ともみ)さんは「博物館で所蔵している資料は、八戸市民の皆さまや八戸ゆかりの方々から頂いた大切な郷土資料。来館した皆さまが、今回の企画展で新しい郷土資料と出合い、新しい研究素材を手にする機会になればうれしい」と話す。
開館時間は9時~17時。入館料は、一般=250円、大学生・高校生=150円、中学生・小学生=50円(八戸市内の小中学生は無料)。期間中の休館日は5月10日、17日。5月23日まで。