青森県内で初めてとなる紙おむつ自動販売機が4月28日、八戸港フェリーターミナル(八戸市河原木)2階に設置された。
自動販売機を設置したのは、八戸~苫小牧間のシルバーフェリーを運航する川崎近海汽船(東京都千代田区)の関連会社で、ターミナルで売店やレストランなどを運営しているシルバーフェリーサービス(河原木)。
日本国内には清涼飲料水の自動販売機が約240万台設置されている。紙おむつの自動販売機は2018(平成30)年9月に国土交通省が子育て支援の取り組みとして、高速道路のサービスエリアや道の駅に設置したのが始まりで、現在、全国では約140台設置されている。
設置された自動販売機はダイドードリンコの自動販売機1台でドリンク類と紙おむつを販売する一体型となっており、販売している紙おむつはMサイズとLサイズの各2枚入り。70枚入りのおしりふきもあり、価格は各240円。
川崎近海汽船八戸支社参与支社長の五戸佳浩さんは「シルバーフェリー船内にもベビールームやキッズルーム、ミルク用のポットなどが設置されている。家族連れや子育て世代でフェリーを利用される皆さんにとって快適な船旅のサポートができれば」と話す。