八戸高等支援学校産業科が6月11日、JR八戸線鮫駅の構内清掃作業を実施した。
同校は、同駅の清掃作業を毎年行っている。産業科で授業に「清掃」を取り入れていることや、JR八戸線を利用している生徒が多いことから、感謝の気持ちを伝えるために産業科1年生の実習として2017(平成29)年、初めて実施した。
生徒たちが使う鮫地区の駅を清掃することによって、「自分たちが活動したことで駅員さんや地域の方に喜んでもらえる」というフィードバックを得られ、さらなる目標が持てるという。学校で身に付けた技術を外で生かす機会にもなっている。
参加した生徒は駅敷地内のゴミを拾い、ほうきを使うとともにベンチの雑巾掛けも行った。駅舎内では窓ガラスを磨き、床面をきれいにするなどして、約1時間にわたり清掃活動を行った。
同校教諭の阿部水尾さんは「鮫駅が場所を提供してくれ、この機会が設けられたことに感謝している。学校では見られない生徒の姿を見ることができるので、やはり外での活動は重要だと感じた。今後も活動を続けていけたら」と話す。
清掃作業を行った同校1年の内城智哉さんは「お客さんや駅員などの皆さんが喜んで駅を使ってもらえるように全力できれいにしたい」と意気込んでいた。