日本に自生する野生種のアジサイや切り花などを展示する「第8回 野生アジサイ展」が6月24日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で開かれた。
元々は八戸公園で開催してきた同展。同公園は交通の便が不便なことから中心部でも開催してほしいという声が上がり、「はっち」でも開催することにした。八戸公園のアジサイ展は2007(平成19)年から始まり、今年で15回目、はっちでの開催は8回目となる
アジサイ展を主催する八戸アジサイの会会長の佐藤良輔さんは「アジサイのことはよく知らなかったが、雑誌を見て興味を持ち始めた。今は所有している山で自生していたアジサイを栽培している」と興味を持ったきっかけを話す。
会場には日本に自生する野生種のアジサイ約50種、切り花など約100点を展示。普段見ることのない珍しい種類の山アジサイが見られ、色や大きさ、形がそれぞれ違うところなどが来場者を楽しませた。特に山アジサイには、色の移り変わりがあり、変化に富む。アジサイは基本的に6月下旬から7月上旬が色鮮やかで見頃だが、西洋アジサイと山アジサイには早咲きや遅咲きなど成長の違いもあり、種類による咲き始めの違いも見どころになっている。
佐藤さんは「この会を作ったことによって山アジサイを栽培して楽しんむ人が多くなった思う。花色や花の形が多様で、アジサイは最も魅力的な花だと思う。ぜひ楽しんでほしい」と話す。