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八戸のカネク醸造が「八戸麦酒」4種初出荷 構想から10年

「八戸麦酒」初出荷

「八戸麦酒」初出荷

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 八戸市南郷でクラフトビールの製造を行っているカネク醸造(八戸市南郷市野沢)が8月7日、「八戸麦酒」のブランド名で4種類のビールを発売する。

発売される「八戸麦酒」4種

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 カネク醸造は昨年3月からビール造りの準備を始め、旧南郷地区給食センターの土地と建物を使用して醸造所を整備し、今年4月から仕込み作業を行い、試行錯誤しながら味の調整を行ってきた。

 カネク醸造取締役会長の山形琢一さんは「構想から10年近くかかってようやくこの日を迎えることができ感無量。今からが本当の勝負のスタート。皆さんに愛されるビールを目指して精進していきたい」と喜ぶとともに気を引き締める。

 今回は販売するビールは、6種類のホップを大量に投下することでトロピカルフルーツのような香りを楽しめる「ヘイジーIPA」、小麦麦芽と大麦麦芽の50パーセント比率による爽やかさでどんな料理にも合う「ホワイトエール」、香りを重視してほどよい苦みを楽しめる「アメリカンIPA」、青森県産米のまっしぐらを使用し、サッカー・J3のヴァンラーレ八戸とコラボした「ヴァンラーレエール」の4種類。ヴァンラーレエールは売上金額の一部がクラブに寄付されることになっている。

 ヴァンラーレ八戸代表取締役社長の下平賢吾さんは「私たちも南郷からスタートしたクラブで、地域と繋がれる活動ができてうれしく思う。このビールが市民の皆さんに愛されるように私たちも『全緑』(クラブのスローガン)を尽くしていきたい」と感謝する。

 2日には八戸市南郷にある醸造所で安全な出荷を祈願する神事が執り行われ、初出荷が行われた。

 販売形態は全てビンで330ミリリットル入り。価格はホワイトエールとアメリカンIPAが500(税抜)円で、ヘイジーIPAとヴァンラーレエールが600(税抜)円。8月7日から道の駅なんごうや八戸市内のスーパーや酒類取扱店で販売される。今後は「ヴァイツェン」「ゴールデンエール」が近日発売を予定している。

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