南部せんべいをアレンジした「せんべいラスク」を菓子卸売業「鈴菓」(八戸市長苗代)、上舘せんべい店(田面木)、上舘せんべい店(鍛冶町)、製菓業「小向製菓」(六戸町)が共同開発し9月、販売を始めた。
商品は「南部せんべいを若い世代に食べてもらいたい」と思ったのをきっかけに、およそ1年前から開発を進めた。「せんべいラスク」は、ごませんべいと豆せんべいの2種類あり、ごませんべいは田面木の上舘せんべい店、豆せんべいは鍛冶町の上舘せんべい店に提供してもらい、各店で焼いたせんべいを小向製菓がラスクに仕上げた。菓子卸業の「鈴菓」がせんべい店と小向製菓をつなげる役割を担った。
せんべいラスクは甘さとサクサクとした食感が特徴という。若い世代や子どもも手に取りやすいようお菓子感覚に仕上げている。
鈴菓代表の鈴木正信さんは「今後も南部せんべいをアレンジして、若者にも食べてもらいたい。将来的には、南部せんべいラスクで八戸の土産を作りたいと思っている。八戸近郊にはたくさんの良い技術を持つ人がいるので、地元で頑張っている人同士をつなげる役割を担い、新しい取り組みや商品作りに携わっていければ」と話す。
価格は各種5枚入り=378円。カネイリミュージアムショップ(三日町)、長崎屋八戸店(江陽)、浜市場みなとっと(湊町)、TSUTAYA八戸ニュータウン店(東白山台)で販売している。