クラフトビールの醸造を行っている「カネク醸造」(八戸市南郷)が9月10日、同社第2弾となる2種類のクラフトビールを発売した。
カネク醸造は、第1弾のクラフトビールを8月7日に発売。サッカー・J3のヴァンラーレ八戸とコラボして県産米まっしぐらを使用した「ヴァンラーレエール」、ほどよい苦みと香りを楽しめるという「アメリカンIPA」、6種類のホップを使用しトロピカルフルーツのような香りを楽しめる「ヘイジーIPA」、さわやかでどんな料理にも合うという「ホワイトエール」の4種類。とりわけヴァンラーレエールには、チームのロゴがラベルにデザインされ売り上げの一部がチームの強化に寄付されることもあって、多くのサポーターが買い求めるなど人気を博しているという。
今回の第2弾は、ドイツ伝統の白ビールで苦みがなく飲みやすさが特徴という「香りのヴァイツェン」、青森県産ブランド米「まっしぐら」を使用してライトな飲み味とフルーティな香りも楽しめる「金のエール」の2種類。価格はどちらも550円で、八戸市内のスーパーや酒類販売店が取り扱う。
醸造を担当する同社会長の山形琢一さんは「もともと八戸にはクラフトビールの文化がない中の挑戦だったが、受け入れて頂いて自信を持てた。いろんなクラフトビールを飲み比べて楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
同社では今後も八戸高専と共同開発中のツバキの花から抽出した酵母を使用したビールや、クリスマスやバレンタインなど季節のイベントに合わせたビールの開発を進めている。