八戸駅と八戸地域地場産業振興センター・ユートリー(八戸市一番町)を結ぶ連絡通路に展示されているオリジナル観光ポスターが10月、リニューアルされた。
八戸市では2005(平成17)年2月から、八戸工大二高美術コースの生徒が制作したポスターを同通路に展示している。今年は2年に1回の更新の年に当たることから、現2、3年生の生徒がコンピューターグラフィックスなどで新たに制作したポスター31点を10月22日から展示している。
生徒は毎回、八戸圏域を訪れる観光客やビジネス客に紹介したい観光資源を題材として選んで、現地に足を運んだり、パンフレットや資料を調べたりするなどして制作している。
3年の泉山菜乃香さんは三日町に八戸まちなか広場・マチニワの「水の樹」を題材に選び「マチニワは最近できた施設で、今までにないので題材にしたかった。水をイメージしたく水色などの爽やかな色を基調として、まとまり感が出るよう色を4色以内におさえて比率を計算した。八戸圏域の良さを知ってもらえるポスターばかりなので、気になった場所に行ってもらいたい」と話す。
海鮮丼のポスターを作った2年生の佐藤恵理さんは「八戸の豊富なイカやサバなどの海の幸を使った海鮮丼は他の地域にも負けていないと思って選んだ。食べて元気になってもらいたいと思う」と話した。
六日町の八戸ブックセンターや「工場萌え」、階上早生そばや三沢市のホッキ丼、田子神楽など多彩な題材のポスターも展示。展示はおよそ2年間続く。