八戸市が現在、市のマスコットキャラクター「いかずきんズ」をあしらった新デザインの指定ごみ袋への切り替えを行っている。旧デザインでは市章をあしらっていた。
八戸市の市民1人1日当たりのごみの排出量は、2001(平成13)年度の「家庭ごみの有料化」をきっかけに減少しているものの、近年は横ばい傾向が続いている。この状況を考慮し、ごみの減量と適正排出を促進をしようと指定ごみ袋のデザインを一新した。
10月下旬から新デザインのごみ袋に切り替えているが、各販売店に旧デザインのごみ袋在庫がなくなるまでは、旧デザインも販売を続ける。新デザインに変更後も旧デザインのごみ袋はそのまま使える。デザイン変更に伴うごみ袋の材質や形状、袋の色や販売価格の変更はない。
切り替えの対象となるごみ袋は、燃やせるごみ用と燃やせないごみ用の全サイズ(45、30、20リットル)。市のマスコットキャラクター「いかずきんズ」のこうみちゃん、こかぶくんを中心に、ごみの適正排出や減量を呼びかけるメッセージ性のあるデザインに仕上げた。ごみ袋の口を楽に結べるように容量の目安のラインも記載。ゴミ袋下部には有料広告欄を導入し、広告料はごみ処理の経費として活用していくという。
八戸市環境部環境政策課資源リサイクルグループ主事の欠端涼太さんは「ごみの減量は、資源の節約や地球温暖化の防止につながることもあり、日頃から市民の皆さまにお願いしている。生ごみの水切りや紙の分別などの方法も具体的に新しいごみ袋のデザインに反映させたので協力をお願いしたい」と呼び掛ける。