八戸市の国際交流員に中国出身でアメリカ国籍のジュンジ・ヤンさんが9月13日付けで任命された。
ヤンさんは、中国上海市出身でアメリカのカリフォルニア大学を卒業。大学時代に山梨県の都留文科大学に留学した経験を持つ。中国語、英語、日本語の3カ国語が話せ、配属先の八戸市総合政策部市民連携推進課では、各課から依頼された英語の翻訳や通訳、英語講座などの業務に当たっている。GPSを搭載した小型の無人ボートを海に放流し、そのボートの漂流状況を観測することで海洋について関心を高める「ミニボートプログラム」にも携わり、着任早々忙しい日々を送っている。
ヤンさんは「まだ、八戸に来て日数が経っていないので慣れないところもあるが、今後、市民の皆さんにアメリカや中国など自分のルーツに関わる文化を紹介していきたい」と意気込む。
バスケットボール経験者でもあるヤンさんは、八戸市内のバスケサークルにも所属するなど市民との交流も深めている。八戸の「まち」を知るため市内のさまざまなところに足を運び「八戸の皆さんには、とても親切にしてもらっている。八戸の良いところや特産品をたくさん知って、できるだけ正確に面白く伝えられるよう頑張っていきたい」と八戸生活への思いも語った。
任期は来年の7月31日まで。