三沢市出身のイラストレーター・紙版画作家の坂本千明さんの絵本「ぼくはいしころ」の原画展が現在、八戸ブックセンター(八戸市六日町)で開催されている。
同作は、自分のことを石ころだと思っていた主人公の野良猫が人と出会うまでの様子を描いた物語で、坂本さんが保護したおいらせ町出身の猫がモデル。坂本さんのデビュー作「退屈をあげる」の原画も展示する。
坂本さんは八戸工業大学第二高等学校の出身で、思い出の地での原画展の開催となった。青森県内で単独での展示は今回が初めて。初日の11月27日には坂本さんも在廊し、訪れたファンと交流した。
八戸ブックセンターの森花子さんは「『紙版画』と聞くと皆さんどんなものだろうと気になると思うが、かなり繊細なタッチで色もカラフルなので、ぜひ興味を持って来てもらいたい。モチーフが猫なので、猫が好きな人には絶対に見逃してほしくない」と話す。
開館時間は10時~20時(日曜・祝日は19時まで)。火曜休館。入場無料。26日まで。