八戸学院大学(八戸市美保野)のキャンパス内に「八戸学院トレーニングセンター」が完成し、12月10日、落成式が行われた。
同センターは大学運動部や系列校のさらなる競技力向上を目的におよそ1億円をかけて新設。センターにはパワーラック10台やベンチプレス15台、トレッドミル3台など多くの機器を設置し、存分にトレーニングに打ち込んでもらう環境を整備したという。旧トレーニング施設はスペースや器具に限りがあるため部活ごとに譲り合いながらの使用を余儀なくされていた。
管理責任者には、ボディビルのJPCナショナルズ優勝などの経歴を持つ上沢久志さんが就任し、助言や指導を行う。市内外でボルダリングジムを経営し大学OBでもある原大輔さんが監修したボルダリング用のウォールも設け、この日はスポーツクライミングスピード種目のユースB日本代表選手の八戸市立湊中2年の関川愛音さんがデモンストレーションでクライミングの実演を行った。
落成を祝う竣工(しゅんこう)祝別式のあいさつで光星学院の法官新一理事長は「多機能にわたるトレーニングマシンが設置され、選手たちにとっては基礎体力の向上や、それぞれの目的に合った筋力強化に大きな効果が期待される。法人の園児や生徒、学生には日常の教育活動を通してたくましく美しい体の鍛錬や健康増進に役立ててもらうことを願っている」と話した。
トレーニング機器を体験した男子ラグビー部3年の青柳魁さんは「以前のトレーニング室は狭かったが、とても広いスペースで大勢でも使うことができてうれしく思う。多様な器具があるので自分を追い込んでいきたい」と意欲を見せた。