「おからこんにゃく」を使用した代替肉製品「オカコンミート」が12月16日、発売された。
同製品を発売したのは、八戸市内外で飲食店や菓子、総菜などの製造販売を行っている金剛グループ(八戸市鷹匠小路)。同グループでは、貧困や飢餓の撲滅や気候変動対策などの目標を定めた「SDGs(持続可能な開発目標)」の実現が世界中で叫ばれる中、食品を扱う同グループも「地球にやさしい食品」の開発を進めている。
同グループによると、同製品の原材料となるおからこんにゃくは、青森県在住の女性がおよそ30年前に開発した食材で、大豆由来の「おから」とサトイモ科のこんにゃく芋からなる「こんにゃく」で作られている。一般的なこんにゃくと違い、食物繊維が豊富で、便秘を予防し体内の有害物質を吸収排出する働きがあり、肥満予防にも効果があるという。また血糖値や血圧を下げる働きもあるため、動脈硬化や生活習慣病の予防や改善にも効果があるという。
同グループ代表の大久保圭一郎さんは「代替肉は海外からも注目されているので販路開拓などの広がりも期待できる。青森県発祥であるおからこんにゃくから生まれた代替肉の食感や様々な料理にアレンジできる利便性を発信して地域にも貢献していきたい」と期待を寄せる。
オカコンミートはミートソース・キーマカレー・グリーンカレー・ガパオライス・タコライス・マーボー丼の6種類で、レトルトパックを1個180グラム入りの価格は800円。金剛グループ各店舗やUber Eatsでもブランド名「55Liberty」で販売している。