ヨーグルトを使うリキュール「八仙 ボンサーブ ヨーグルトリキュール」の販売が1月28日、始まった。製造は八戸酒造(八戸市湊町)。
原料のヨーグルトは農畜産物加工業「斗南丘牧場」(むつ市)が提供する。以前からヨーグルトの酒を造りたいと考えていた同牧場部長の原広平さんを中心に昨年4月、青森銀行のビジネスマッチングの制度を活用。設備や原料の酒を用意することが難しかった状況で八戸酒造を紹介してもらった。話がまとまり、昨年6月から同商品を開発。今回の発売にこぎ着けた。
アルコール度数は5パーセントで、価格は720ミリリットル入り1,870円。ヨーグルトリキュールはヨーグルトとアルコールのバランス、甘味や酸味の全体的なバランスの取り方がポイントという。原料のヨーグルトには香料と酸味料、安定剤を使っていない。
八戸酒造常務の駒井伸介さんは「スイーツ系だけではなく、カレーなどスパイシーな料理にも合う。ヨーグルトそのもの素材感を楽しんでもらえるように仕上げている。優しい甘みと適度な酸味があって飲みやすく、普段日本酒を飲まない方や女性でも飲みやすい。風呂上りなどに冷やして飲んでもらえれば」と呼び掛ける。
原さんは「当社のヨーグルトをすてきに変身させてくれた八戸酒造と関係者には感謝しかない。ぜひみなさんも味わってほしい」と話す。
1500本限定。青森県内の酒店など26カ所で販売する。