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伝統野菜の八戸食用菊がピクルスに 県産資源の新商品開発事業で

「KIKULE」(キクル)

「KIKULE」(キクル)

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 青森県とセレクトショップ「BEAMS」(東京都渋谷区)と障害福祉サービス事業と農事業を運営している「シュタインズ」(八戸市)が連携し新たな特産品「KIKULE」を発売している。

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 青森県と輸入およびオリジナルの衣料品から雑貨まで幅広く展開しているセレクトショップ「BEAMS」が連携し、県内の地域資源を活用した新商品の開発を行う事業者を募集。昨年度より始まった事業で、初回は津軽塗による新型の食器やアクセサリー、りんごのシードル、ねぶた祭の衣装をアレンジしたトートバッグなど青森の自然や伝統、文化を感じられる新商品が発売された。

 2回目となる今回は県内の13事業者が採用され、BEAMS JAPANのバイヤーらによる商品開発や販路開拓へ向けた個別指導を受けた。

 シュタインズは、八戸市の伝統野菜「八戸食用菊」を使用したピクルス「KIKULE」(キクル)を開発。古来より親しまれてきた「食用菊」を継承していきたいという思いからこの商品が誕生した。黄色と紫の食用菊を使い、色鮮やかな見た目。菊の風味を感じられるようハーブ類は使用せず、酸味を抑えたまろやかな和風味のピクルスに仕上げた。保存料や着色料などの食品添加物や食用菊栽培時の農薬不使用というところも特徴の一つ。

 シュタインズプロダクトマネジメント部の永井由季子さんは、「ターゲットは30代から50代の女性。関東以南の食用菊に馴染みのない方に召し上がってほしい。ビンから出してそのまま食べるのも美味しいが、ちらし寿司やカルパッチョに盛り付けたり混ぜ込んだり、様々なアレンジができるので楽しんでもらえれば」と話す。

価格は1本1,400円。BEAMS JAPAN公式オンラインショップ、BEAMS JAPAN新宿店1F特設コーナーにて2月22日まで販売している。

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