サッカー・J3のヴァンラーレ八戸が3月13日、J3参入4シーズン目の開幕を迎える。
ヴァンラーレは昨シーズン、序盤は一時6位につけたほか、天皇杯でJ1横浜FCを破るなど好調を維持していた。東京オリンピックによる中断期間が明けた後半戦は守備の崩壊による大量失点やシュート・得点力不足などに苦しみ失速。ホーム最終戦のFC岐阜戦では2-1で勝利したものの15チーム中13位という結果で終えた。
今シーズンは14人の選手を獲得。鹿児島ユナイテッドFCからFW萱沼優聖選手、テゲバジャーロ宮崎からMF渡邊龍選手などJ3で実績を上げた選手を獲得。2018(平成30)年から3シーズン八戸でプレーし、昨シーズンはJ2のブラウブリッツ秋田に所属していたMF國分将選手が復帰。地元八戸市出身で仙台大学からFW武部洸佑選手、八戸学院大学からはFW江幡俊介選手が入団した。
1月17日に行われた新入団選手発表会見で、萱沼選手は「このチームでJ2昇格を達成するために自分の力を最大限発揮してチームの助けになりたい」と話した。武部選手も「U-8からU-18まで育てて頂いたこのクラブへの感謝を忘れず結果で恩返ししたい」と意気込んだ。
17日に始動したチームは19日、1次キャンプを福島県内でスタート。千葉県内に移動して2月1日から20日までの日程で2次キャンプを行っている。
今シーズンのJ3はJ2から松本山雅FC、愛媛FC、ギラヴァンツ北九州、SC相模原が降格、JFLからいわきFCが昇格し、全18チームで各34試合を戦う。
ヴァンラーレは3月13日に行われる開幕戦でテゲバジャーロ宮崎とアウェーで対戦。ホーム開幕戦は第3節・3月27日13時から藤枝MYFCとプライフーズスタジアムで対戦する。
昨シーズンはクラブ史上初めて「J2クラブライセンス」を取得したヴァンラーレ。今シーズンは、新戦力で臨む悲願のJ2昇格に期待がかかる。