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八戸工業大学と田名部組、産学連携でサテライトキャンパス

「番町サテライトキャンパス」がプレオープン

「番町サテライトキャンパス」がプレオープン

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 八戸工業大学(八戸市妙)のサテライトキャンパス「番町サテライトキャンパス」(番町)が3月28日、プレオープンした。

「番町サテライトキャンパス」の室内

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 同キャンパスの愛称は「ばんらぼ」。同大学が総合建設業の田名部組(石堂)と産学連携し開設した。

 両者は昨年12月、人材育成の拠点づくりや中心街のにぎわい創出などを目的とした産学連携プロジェクト事業を立ち上げ、基本協定を締結。同社が取得した「協栄番町ビル」の1階を同大感性デザイン学部の宇野あずさ助教授と学生が構想やデザイン、内装などを担当してリノベーションした。愛称の「ばんらぼ」は番町と英語で実験室・研究室を意味するラボラトリーを組み合わせて命名した。

 館内には、3つに仕切ったスペースとミーティングルームを備え、作品展示や映像上映を行うほか、同大学の公開講座や同社が主催するセミナーなどを開催するという。同大学も、全5回にわたり事前申し込みや受講料は不要で誰でも自由に参加できる公開講座を4月9日、開講。初回は13時30分から、同学部感性デザイン学科の高屋喜久子教授と安部信行准教授が「ロゴデザイン制作秘話-ウミネコとハチカ-」をテーマに講演する。

 28日のプレオープンではテープカットを行い関係者が完成を祝った。

 同大学の坂本禎智学長は「美術館の目の前にサテライトを開設できてうれしく思う。高校生や若い世代を巻き込んで、ここを拠点に勉強やさまざまな活動に使ってもらったり、こちらからもサポートしたりしていきたいと思う。市民が一緒にここで会話しながら、まちをつくるコミュニケーションを深めてもらいたい」と呼びかけた。同社の田名部智之社長は「青森県や八戸市ではまだまだ少ない産学官連携の成功事例となってほしい。若い学生や市民にこのスペースを利用してもらい、中心街ににぎわいが戻ってくることを期待している」と話した。

 グランドオープンは4月1日を予定する。

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