八戸学院大学短期大学部・幼児保育学科1年の学生と介護福祉学科2年の学生が、7月15日に学内で行われる「八戸小唄流し踊り」に向けた踊りの練習に励んでいる。
同学部では毎年7月に行われる八戸七夕まつりに学生たちが参加し踊りを披露していた。コロナ禍により七夕まつりが中止になってからは、学内で踊りを披露している。
例年は1年生だけの行事となっていたが、昨年から幼児保育学科の1・2年生合同で行っている。今年は初めて介護福祉学科の2年生も加わり、およそ200人で練習をしている。
最近では八戸市内出身でも八戸小唄の踊りを見たことがないという学生も多く、難しさを感じながらも初めての踊りを楽しそうに練習している。今年も、日本舞踊泉流の師範である泉彩奈さんが指導を行っている。
本番は浴衣を着ての発表となる。毎年色とりどりの浴衣で華やかになるのも見どころの一つだが、発表は保護者・関係者のみの招待となる。
幼児保育学科講師の本吉好さんは「八戸小唄流し踊りの練習と発表は八戸市の伝統と文化を感じられる貴重な体験になっているので、学生たちも難しい踊りを習得しようと日々頑張っている。今年も残念ながらお祭りでお見せすることはできないが、来年はお祭りで皆さんの前で披露したい」と話す。