書籍・文具や事務用品の販売を手がける金入(八戸市卸センター)が青森県の伝統工芸「津軽びいどろ」のキャンドル「びいどろっぷ」を発売して1カ月がたった。
びいどろっぷは津軽びいどろを製造する「北洋硝子(ガラス)」(青森市)の杯に、オリジナルキャンドルなどを制作する作家ユニット「Rin(りん)」(弘前市)のろうを流し込んだもの。透明感のある津軽びいどろの杯を性別問わず楽しんでもらおうと、金入のオリジナル商品として開発。キャンドルに火をともしたときにうまく光が広がるよう、ガラスの模様やろうの色合いなどを工夫した。商品名のびいどろっぷは「びいどろ」と「ドロップ」を掛け合わせた造語で、光がこぼれるような様子をイメージした。
商品は青森県内の夏祭りのにぎやかな様子をイメージした「まつり」、弘前公園の桜をイメージした「さくら」、県特産のリンゴをイメージした「りんご」、青森県を取り囲む海をイメージした「うみ」の4種類。いずれも透明色のガラスにさまざまな色彩の模様を施している。津軽びいどろの模様に合わせて、透明のろうに着色を施したものを使った。
商品を担当する同社の椛沢五月さんは「キャンドルとして使い終わったら小物入れとして使うこともできる。手に取って楽しんでほしい」と呼びかける。「夜のリラックスタイムなどに日本や青森の四季のストーリーや手作りの温かみを感じてほしい」とも。
価格は2,750円。金入の直営店舗のほか、同社が運営するホームページ「#tohokuru(トホクル)」で取り扱う。