五戸町産のリンゴ「紅玉」を使った新たなレシピを審査する「アップルパイレシピコンテスト決勝審査会」が11月6日、HOCコネクト(八戸市卸センター)で行われた。
八戸中央青果創業90周年事業の一環で開催。青森県五戸町倉石地区産の「紅玉」の新たなブランド化と商品開発を目的に作品を募集。県内外から76点の応募があった。
この日は1次審査を通過した10組が出場。中には京都からの参加者もいた。参加者自身によるプレゼンテーションの後、審査員が実食し、味や風味・アイデアと機能性を評価。グランプリには青森県立百石高校調理科3年の二川目咲妃さんが輝いた。
二川目さんの「恋するアップルパイ」は、紅玉の赤さを生かした煮リンゴがハート型にのぞくデザインで、紅玉の甘味と酸味に加え、底にキャラメルソースを敷き、初恋の持つ「甘く・酸っぱく・ほろ苦い」をイメージさせた点が高評価につながった。二川目さんは「今まで試行錯誤し何回も試作したのが報われた気持ち。最後に挑戦したコンテストだったので、いい思い出も残せ、いい高校生活で終えられる」とほほ笑む。
「恋するアップルパイ」は今後、洋菓子店アルパジョン(八戸市下長)の監修を受け商品化を目指す。