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表情豊かな八戸をポートレートで表現 岩澤義樹さんが初の個展

来場を呼びかける岩澤さん

来場を呼びかける岩澤さん

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 八戸で写真活動に取り組む岩澤義樹さんの個展「このまちで」が11月19日・20日、「ブックバー AND BOOKS」(八戸市十六日町)で開かれる。

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 AND BOOKSは約4000冊の本を販売する古書店を兼ねた飲食店。岩澤さんの個展は同店の読書スペース「分室」の本棚に約50点の作品を展示する。

 岩澤さんは市内で医療関係の仕事に就く傍ら、休日を中心に撮影活動を展開。社会人1年目の2013(平成25)年に訪れた「弘前さくらまつり」で桜の美しさに感動し、翌年にはきれいな写真を残そうと一眼レフカメラを購入。2017(平成29)年にはSNSで見た八戸市中心街を背景にしたポートレート写真に憧れ、ポートレート写真を撮り始めた。「見慣れた場所に人物がいることで輝いて見え、衝撃を受けた」と言う。現在はインスタグラムに公開している作品を見た人から撮影依頼を受けることが多く、地元・八戸や青森県の風景を背景にポートレート写真を撮り続ける。

 個展の開催は今回が初めて。タイトル「このまちで」には、「自然豊かで文化に富んだ八戸の魅力をポートレート写真で発信したい」という思いを込めた。地元・八戸での写真活動について、「写真を撮り始めてからは、都会じゃないけど都会っぽい、海や山・文化にあふれた町と感じるようになった。八戸が好きだという気持ちを持ってポートレート写真を撮り続けた」と振り返る。

 無理に格好よく撮ろうとせず、散歩をしながらそのまま撮ることと作り込みをしないことにこだわる岩澤さん。撮影した写真はパソコンの写真編集ソフトに取り込み、統一感のある色合いに仕上げる。初の個展に向けて新たにプリンターを購入し、写真をプリントする日々を送る。これまでは作品をSNSで公開することが多かったが、「写真を印刷することの大切さを学ぶ気持ちで準備している」と言う。

 会場には八戸市中心街や種差海岸などで撮影した作品のほか、住宅街の歩道橋や文具店の入り口など市民の日常が感じられる場所で撮影した作品も展示。妻・せいかさんを撮影することも多く、せいかさんが種差海岸天然芝生地で大の字になって寝転ぶ作品も展示する。

 岩澤さんは「秋から冬に移り変わる時季。写真観賞にはちょうど良い。AND BOOKSのドリンクを飲みながら、ゆっくり楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は、19日=17時~23時、20日=15時~21時。要ワンドリンクオーダー。

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