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八戸酒造、冬季限定の生酒発売 火入れしないフレッシュな味が特徴

冬季限定発売の新酒3種類 おりがらみ、クラシックヌーボー、直汲み

冬季限定発売の新酒3種類 おりがらみ、クラシックヌーボー、直汲み

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 八戸酒造(八戸市湊町)は11月、同社の銘柄「陸奥男山」「陸奥八仙」から生酒3種類を限定発売する。

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 1775年創業の同社は今年で247年目を迎える。今回発売するのは、創業ブランド「陸奥男山」の「クラシックヌーボー生」、1998(平成10)年から製造している「陸奥八仙」の「おりがらみ」と「直汲(く)み」の3種類。「クラシックヌーボー生」と「おりがらみ」は11日から、「直汲み」は18日から販売する。

 いずれも火入れの工程を行わない冬季限定の「生酒」で、要冷蔵。同社では「クラシックヌーボー」は「キリッとうまい本醸スペックの辛口」、搾る工程からすぐに瓶詰めした「おりがらみ」と「直汲み」は「フレッシュな生原酒」とアピールする。

 9日に行われた新酒お披露目会では酒造りの工程を公開。蔵人たちが、蒸し上げた酒米をタンクへ投入し、発酵が進んだもろみをかき交ぜる「櫂(かい)入れ」を行うと、蔵内には日本酒特有の芳醇な香りが立ち込めた。同社では来年6月までの約7カ月で、一升瓶換算で約25万本分の原酒を仕込む予定。

 杜氏の駒井伸介常務は「陸奥男山はドライでキリッとした飲み口で刺し身などの魚介に合う。陸奥八仙は香りよくジューシーなので肉料理に合う。それぞれ違うフレッシュな新酒を、自宅や飲食店で楽しんでほしい」と自信を見せる。

 価格は、クラシックヌーボー=1800ミリリットル2,420円・720ミリリットル1,210円、おりがらみ・直汲み=同3,300円・同1,870円。1800ミリリットルは各2,000本、720ミリリットルは各3,000本限定。八戸市内の主な酒販店、同社直売所で扱う。直売所は土曜・日曜定休。

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