青森県八戸市出身のタレント、十日市秀悦さんを中心に「笑って、へずなぐ、感動のバラエティーショー 南部弁の日」が12月11日、八戸市公会堂文化ホール(八戸市内丸1)で開かれる。
サブタイトルを「南部弁をなくしたくない、残したい」を意味する「南部弁ばなぐしたくねぇ、残してじゃあ!」とし、失われつつある南部弁の存続を願い今回で10回目の開催となる。南部弁の継承イベントは他にもある中、同イベントは来場者が楽しみながら南部弁に触れられるよう「笑い」を中心にした構成で繰り広げる。
イベントは八戸を代表する郷土史家正部家種康さんを追悼するため、2012(平成24)年から開催。昨年までは「八戸市ポータルミュージアムはっち」との連動企画として行っていた。今回は10回目の節目に会場を八戸市公会堂文化ホールに移して開催する。南部弁を継承する「バラエティーショー」であることから、出演者はタレント、漫才師、シンガー・ソングライター、オペラ歌手、元アイドルなどに多彩な顔ぶれ。十日市さんの「若い人にこそ伝えたい」の思いから市内の県立高校2校の生徒も参加する。「南部弁の日」誕生のきっかけとなった正部家さんの子息、正部家光彦さんも「南部弁の先生」として登場する。
十日市さんは「今、若い人たちが南部弁を使わなくなっている。そんな子どもたちが『南部弁って面白いな』と思うよう、私たち大人が『からごしゃく(おせっかい)』しようと思っている。『なまるって恥ずかしいんじゃない、楽しいんだな』と感じてほしい」と来場を呼びかける。
14時開演。前売り券は、一般=2,800円、高校生以下=1,500円。一般の当日券は200円増し。チケットは、八戸ポータルミュージアムはっちインフォメーション、ラピア、八戸市公会堂、スペースベンで取り扱う。