八戸市水産科学館マリエント(八戸市鮫町)で「ダイバー戦隊マリンレンジャー」の「レッド」を担当する中屋敷一刀さんが1月1日、デビュー1周年を迎えた。
マリンレンジャーは、ドライスーツに身を包み、館内の大水槽に潜ってガラス越しに子どもとじゃんけんをしたり水槽内を清掃したりする様子を披露する潜水士。以前は大水槽の中の掃除を専門業者に依頼していたが、頻繁に来てもらうのが難しいことから、同館の潜水士を「マリンレンジャー」として養成。水槽内で掃除やじゃんけんを披露し、来館者を楽しませている。
現在は「グリーン」と「レッド」の2人が活動。中屋敷さんは昨年1月1月の「レッド」就任から1周年を迎えた。1月1日~3日には「デビュー1周年企画」として3階展示室大水槽で魚たちへの餌やり披露とじゃんけん大会を行った。中屋敷さんは「じゃんけん大会で、水槽のガラス越しにお客さまの笑顔や楽しそうな姿を見られるのがうれしい」と話す。
同館で働き始めたころは「グリーン」のみだったため、「自分も力になりたい」と潜水士の資格を取得。「レッド」としての活動を始めた。ダイビングは未経験だったため不安もあったというが、学生時代の水泳の経験を生かして資格を取得。実践でも問題なくこなせたという。中屋敷さんは「まだまだ潜水歴は短いが、1年前に比べたら水中でできることが増えてきた。これからもお客さまに楽しんでもらえるよう成長していきたい」と意気込む。
開館時間は9時~17時(7月~8月は18時まで)。